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「紫外線吸収剤配合の日焼け止め」ハワイ販売禁止

先日、日焼け止めについて、下記のNEWSが発表されました。

ハワイ州でサンゴ礁に有害な日焼け止め成分の販売を禁止する法案が可決された

米ハワイ州議会は3日までに、サンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めの販売を禁止する法案を可決した。

可決された法案は、成分にオキシベンゾンとオクチノキサート(=メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が含まれる日焼け止めの販売を禁止する内容。

今後、ハワイ州知事の署名で成立すれば、2021年1月1日から施行される。

→→※7/4追記:知事が署名し、法案の施行が決まりました! 

非営利の学術団体によると、紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサート(=メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)は、ハワイの海洋環境に重大な被害をもたらす原因になっている。

こうした化学物質は海水浴客の遊泳や排水処理場からの排水を通じて海水に流れ込み、若いサンゴに染み込んで、白化現象を引き起こす原因になっていることが、これまでの調査で分かった。
2015年に学術誌に発表された論文によれば、世界のサンゴ礁に流れ込む日焼け止めの量は、年間約1万4000トンに達する。

オキシベンゾンとオクチノキサート(=メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、その他の紫外線吸収剤に関しては、環境ホルモンへの影響やガンの原因など、人体への悪影響についての研究発表が多く提出されている。

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この法案を提出した民主党のマイク・ギャバード上院議員は、下記のように説明した。
「日焼け止めの有害化学物質を禁止することで、ハワイは確実に最先端に立つ」
「ハワイのサンゴ礁や海洋生態系や人間の健康保護にとって、大きな変化をもたらすだろう」

ハワイ人を支援するハワイ人問題事務局(OHA)や数多くの環境保護団体がこの法案を支持しているそう。

 

写真出典:海と日本PROJECT in 沖縄県

 

今回の禁止法案に取り上げられた成分「オキシベンゾン」と

「オクチノキサート」(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)は、

どちらも「紫外線吸収剤」と呼ばれる石油由来の化学成分で、

最も一般的に流通している日焼け止め製品に多く使用されています。

あなたが今お持ちの日焼け止め製品の【全成分表】を確認してみてください。

  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート)
  • オキシベンゾン-3
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • オクトクリレン
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル

これらの「紫外線吸収剤」の成分が含まれていませんか?

しかも、全成分表をよく見てみると1品目だけでなく、複数入っていませんか?

その日焼け止めを塗って海に行った場合、「サンゴやその他の海洋生物の遺伝子を傷つける」原因になりうるのです。

そして、実はあなたの人体への悪影響の可能性もあるのです。

 

2001年に、スイスのThe Institute of Toxicologyという研究所は、

紫外線吸収剤のオキシベンゾン、ベンゾフェノン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルの成分について、

環境ホルモンの影響があると研究結果を発表。

さらに、白内障や皮膚がんへの原因となる可能性もあると発表しています。

また、ドイツでは、女性の母乳中に紫外線吸収剤が脂肪重量あたり数十ppbの濃度で汚染が検出されたとの報告があり(Hany & Nagel, 1995)、胎児や新生児への移行による影響があると報告されています。

 

日本国内では、紫外線吸収剤は、人体への悪影響を考慮して、化粧品への1品目あたり添加量も法律で制限されています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/keshouhin/dl/keshouhin-a.pdf

 

しかし1品目ごとに制限されていても、3品、4品と加算したときの総量制限がされていません。

これらの様々な紫外線吸収剤を多品種含むことで、高い紫外線防止効果(高SPF値/PA+値)を実現している日焼け止め製品が多いのです。

 

これらの毒性のある化学物質を多く含んだ日焼け止めを毎日使用し、

肌を通して、人体に取り込んでいくことには注意が必要です。

 

海を汚し、サンゴや海洋生物の生態系への害をもたらすだけでなく、

人体へも悪影響を及ぼすのであれば、決してハワイ州だけの問題ではありませんね。

 

日焼け止めは、海と自然、そして人体に優しいものを選びたいものです。